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ex)東京ミカエル。眞田一航がサポートメンバーに健希、Ivy、Lottoを迎え、2020年6月3日始動。
2020年7月5日、新横浜NEW SIDE BEACH??にて初ライブ。新しさと懐かしさが混在するメロディーと、ステージから発せられる熱情が観る者の感情を波立たせる。
「自作自演デモ」 5曲入り
会場限定盤として発売された本作。
新型コロナの影響によりライブ会場での購入が難しい状況となったため、通販を切望する声に応えて今回数量限定での特別販売を行うこととなりました。
(お一人様1枚)
予定枚数販売が終了次第、再販の予定はありません。
【収録曲】
1.あおく燃える
2.ホルムアルデヒド
3.95センチ
4.ロックに殺された
5.シーラカンスは夢を見る
■ライナーノーツ by 手鞠■
彼の歌声と音楽は、長く永く寄る辺を求めて彷徨っていた。
東京ミカエル。という彼が全てを注いだシーン屈指の歌物バンドが2011年2月28日 Shibuya O-WESTワンマン公演でその活動の幕を下ろした後、スポットライトの無い日常の中でその喪失感や傷、創作意欲、衝動は日増しに肥大していき、いつしか破裂しそうになるような自分を抑えて来た。
ただ、「この胸の内に秘めた想いが、
愛すべき音楽が、
隔たりなく誰かに届けば良いのに。」
そう純粋に願いながら
いくつもの朝と夜が彼の上を過ぎて行った。
その日常のひとつひとつを繊細に丁寧に手繰り寄せ、紡いで、時折不安に駆られたり仲間達の音楽に励まされたりしながら
綿密に創り上げられた渾身の作品
「自作自演デモ」
誰の心にも真っ直ぐに届く音楽。
ボーカリスト、そして作曲家、
「眞田一航」の真骨頂である。
優しさ、力強さ、儚さ、怒りや悲しみ
そして時に子供の様なあどけなさ
彩り豊かな感情表現を自らが得意とする事を自らがまた最も理解しているからこそ、それがストレートに伝わるメロディライン、心が昂る編曲を最大限に演出出来る、セルフプロデュースの成せる正に「自作自演」と呼べる作品である。
また、彼の歌詞というものは彼らしい不器用さが滲みながらも、誰しもの中にも等しく存在しながらもいつしか忘れ去られていた胸の奥底のチリチリとする切なさにそっと触れてくるような優しさを湛えている。
そこには無粋さも押し付けがましさもない。
それが苦しく、けれど懐かしく
そして心地良いのである。
不遇の時代だった。
「歌物バンドはつまらない」と
若さゆえの偏見と先入観、流行に翻弄され
自分の愛する音楽を、信じ貫いたものを否定されるかの様な苦しみの回廊を越えて
今ならその想いが、その音楽が、より多くの人達の心にきっと届く。
その唄を求める人達の所へ。
「僕から君に贈る唄」
の本懐は長い月日をかけて「自作自演デモ」
という作品に昇華され
そして待っていた
「ただいま」の人達と、
新たに出会う
「はじめまして」の人達の所へ。
機は熟したよ。